この記事はインスリンの単位の決め方の続きになります。8年使い倒したインスリンポンプでもHbA1cは上昇したため、2015年の1月にCGM付きインスリンポンプを外した。外した時のHbA1cは8.7%。

 

インスリン注射にして2ヶ月目のHbA1cは・・

今はペン型でなく、シリンジでインスリン注射してます。それは、「なぜインスリンポンプを使ってしても、HbA1cは上がり続けたのか?」知りたくて。カーボカウント、追加打ち、注射部位、運動、ストレス、考えられる範囲で色々と調整してみましたが、インスリンポンプは「導入時に大幅にHbA1cが下がっただけ」で、その後は年々上がり続けました(泣)。そして、決死の覚悟でインスリン注射に戻して、2ヶ月が経過。今回のHbA1cは8.2%。

 

インスリン注射でようやくHbA1cが下がった・・

なぜ下がったのか?僕なりに色々な仮説がありますが、今回は割愛。しかし、CGM付きのインスリンポンプを「夢のようなデバイス」と思っている1型糖尿病の患者さんには伝えたい。僕の場合、導入当初はドカンとHbA1cが下がりました(9.0%→5.5%)が、その後(8年間)で徐々に徐々に上がり続けました。インスリンポンプでのHbA1cは、1ヶ月や2ヶ月程度の短期の推移ではなく、長年の推移で検証する必要があると感じました。

 

インスリン注射は確かに面倒です

糖尿病のユーザーの使い勝手、という部分ではインスリン注射は面倒です。そりゃ、インスリンポンプの方が圧倒的に楽。「アマゾンで商品を買い物をする」のと、「わざわざ出かけて買い物をする」、そのくらい面倒の差があります。だけど、HbA1cを下げないともっと怖いことに直面する・・それが嫌でインスリンポンプを外しました。

 

だけど、不思議なもので

「インスリン注射」も慣れてくるんです。面倒なんだけど、1ヶ月するとちょっとづつ、その面倒さは減っていきます。そして2ヶ月後くらいから当たり前になる。1型糖尿病を宣告された28年前もそうでした。それまでは、好きなものを食べ、やりたいことをやり、健康には無頓着。だけど宣告後は「インスリン注射」「食事療法」「低血糖対策」、これが生きるための必須条件。本当に面倒で、嫌で、ショックで、頭が混乱した経験でした。

怖がらずに、面倒くさがらずに、いろいろ始めてみましょう。インスリンポンプだっていいし、インスリン注射だっていい。やり始めれば、最後には慣れます(笑)。インスリン注射にして4ヶ月に続く

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