この記事はインスリン注射VSインスリンポンプの続きになります。インスリンの単位を決めるのは、とても大変。単位数の決め方は以下のような方法があるでしょう。

1. Drの指示通りのインスリン単位を守る

2. 食事のカロリーを見て、自分の経験や勘を頼りに単位数を決める(罹病歴の長い方など)

3. カーボカウントを使って、炭水化物量から単位数を決める(ポンプユーザーなど)

たとえば、カーボカウント法の場合、インスリンの単位は食事のカロリーでなく、炭水化物の量によって決定します。そのため、800kcalの食事でも、その食事の炭水化物量がゼロの場合はインスリンをほとんど打たなくていい、ということになるでしょう。逆にいうと、200kcalの食事でも炭水化物が多く含まれる場合はインスリンを打たなくてはならないのです。

 

どのやり方でも・・

糖尿病の罹病が長ければ、自分の勘で食事量とインスリン単位量を合わせる。まじめな患者さんならDrの指示通りの食事のカロリーを守り、インスリン単位数を決める。インスリンポンプユーザーなら、カーボカウントを使って単位数を決定している方が多いと思います。どのやり方が合っているのか?僕にはわからない・・しかし・・

 

打った単位数は合っていますか?

バチっと単位数が合っていれば、食後の血糖値は正常値の範囲内でしょう。合ってなければ、もちろん高血糖。僕もそうなんですが「バチっと合わせたいですよね・・食事とインスリンの単位」。僕は1型糖尿病になって28年目になります。だけど、、このバチっと合わせるのって難しい・・体調によっても、注射部位によっても合ったり合わなかったり・・だけど、大切なことが一つあります。それは

 

打ったあとの血糖値の測定

あなたは打った後の血糖値の測定をしていますか?悲しいけど、打った後の血糖値の測定しかないんです、単位が合っていたかどうか。それを検証する方法は。それと、インスリンをどこに打ったか(例えば、お腹や太ももなど)でも打ったあとの血糖値は違います。

また体調によっても違います。たとえば、僕は体調の悪い日などにはインスリンを倍以上打ったって血糖値が下がらない時もあります。太ももに打つと血糖値が乱高下する傾向がある。それを知るには、打ったあと血糖値を測定しないとわからんのです。上の者にはそれがわからんのです(笑)

 

インスリンの単位数はひとそれぞれ

僕が出会った1型糖尿病患者さんの中で1日に約100単位打つ人もいました。僕の場合はだいたい持効型インスリンが16単位で3食の食事で超速効型が合計24単位ぐらいでしょうか。だから1日の合計は40単位。

知人の1型糖尿病患者さんは1日合計20単位なんて人もいらっしゃいました。ご自身の適正なインスリン単位を知りたい方はカーボカウントを学ばれてみるのもいいと思います。食事のインスリン単位、追加打ちのインスリン単位など、計算すれば単位を決めれられます。

 

だから打ったら2、3時間後には血糖値を測定しましょう

カーボカウントでも結局は血糖値を図らないとダメなのです。打ったインスリン量は合っていたの?を検証しなければなりません。だから、あなたにはあなたなりのやり方でいい、僕はそう思います。「単位数が合っていたかどうか?」それを知ることができるのも、あなただけなのです。

僕は糖尿病を28年目を迎え、基本的にお腹まわり以外にインスリンは打ちません。お腹まわりだけです。僕にとって「お腹まわりにインスリンを打つと効きが一番安定している」と思えるからです。これは打った後の血糖値を測定して感じたことです。だから変えません。Drから他の部位を推奨されても断るでしょう。

再度、申し上げます。あなたには、あなたなりのやり方でいいのです。だけど、きちんと打った後の血糖値は必ず測定しましょう。ビタッと合っていたら僕も嬉しい・・合ってなかったら、次回は合うように打てばいいんです。僕はカーボカウントを使って、単位を決めてます。ちなみに今日の僕は1日中200mg/dオーバーでした・・打ちまくっても下がりません・・なのでもう寝ます(笑)。インスリンの単位の決め方(その2)へ続く

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