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インスリンの種類

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インスリンには色々な種類があります。1型糖尿病の治療には、超速効型のインスリンか、持効型溶解のインスリン製剤が活躍しています。

しかし、1型糖尿病だけでなく2型も含めた糖尿病の治療には、その他にも様々なインスリン製剤が使用されています。

以下に、ご紹介させていただきます。

速効型インスリン

かつて、Rと呼ばれていたインスリン製剤。無色透明。超速効型インスリンが発売されるまでは、食事のたびに、この速効型インスリン製剤を打っていました。作用の発現時間は30分から。そのため、食事の30分前くらいにインスリンを打ってから、食事をする必要がありました。ただ、この30分というタイムラグが意外と長く、たまに、インスリンを打ったことを忘れて、食事するのも忘れて、低血糖になっとこともありました。

作用の持続時間は8時間と添付文書には書いてあります。

中間型インスリン(NPHインスリン)

かつて、Nと呼ばれていたインスリン製剤。白い懸濁(けんだく)製剤なので、振るなりして十分混和させてから注射する必要があります。製剤作用の発現時間は1時間くらいからで、作用の持続時間は最大で24時間です。

現在では、1型糖尿病の基礎分泌(ベーサル)は持効型溶解のインスリン製剤が主流となっています。けれども、持効型溶解が発売されるまでは、僕は中間型インスリンの2回打ちで、基礎インスリン(いわゆるベーサル)の役目を果たしていました。

混合型インスリン

その名の通り、タイプの違うインスリン製剤が混合されているもの。速効型のインスリンと中間型のインスリンが混合されていたり、超速効型のインスリンと中間型のインスリンが混合されていたりします。ちなみに僕は1度も使ったことはありません。

超速効型インスリン

現在、僕にとっても、インスリンを打っている糖尿病患者さんにとっても、かなりメジャーでインポータントなインスリン製剤でしょう。無色透明。

インスリンポンプを使用する場合は、基礎分泌であるベーサルの役割も、この超速効型インスリン製剤が果たします。作用の発現時間は10分くらいから。作用の持続時間は最大で5時間。

持効型溶解インスリン

インスリンポンプを使っていない1型糖尿病の患者さんにとって、基礎分泌(ベーサル)の役目を果たしているインスリン製剤。無色透明。作用の発現時間はだいたい1時間くらいからで、作用の持続時間は24時間から。メーカーによっては24時間以上のものもあります。

2017年3月10日現在

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