先日、ニューヨーク発のハンバーガーを食べた。そこはまさに日曜日のディズニーランドのアトラクション。蛇のように長い行列だったけれど、その分、ハンバーガーへの期待は膨らんだ。そして、待つこと30分。ようやく、Shake Shack(シェイクシャック)の店員に導かれてお店に入ることが出来たのだった。

値段の高いハンバーガーではあったけれど、うまいハンバーガーだった。ファーストフード店のものとは違って、肉の噛んだ印象が鮮やかだった。うまそうな肉汁などは見なかったけれど、とにかく味がある肉だった。肉に舌鼓を打ちながらも、バンズとポテトをじっと睨む。だいたいの炭水化物量を測るためであった。

クリンクルカットされたフレンチフライ、それと肉を挟んでいる軽めのバンズ。正確無比なコンピューターのように炭水化物量を計算したかったけど、だいたいの目分量しか正直わかんない・・バンズの炭水化物量はだいたい30g。フレンチフライは食べた量にもよるけど、まあ50gと言ったところか。ポテトの上にチーズがとろけていたが、まあ無視してしまおう。

そうなれば合計で80g。炭水化物10gを食べれば、僕に必要なインスリンは1単位。そんなわけでインスリンは8単位打てばいいか。カーボカウントに導かれるまま、となりでポテトを頬張る嫁さんと娘をよそに、混んだ屋外の席でインスリンをブスッと腹に刺した。

カーボカウントを使い始めて9年が経つ。慣れると便利なカーボカウントである。食事の際のインスリン単位も理屈で決定できる。追加打ちのインスリン単位も理屈で決定できる。しかし、食品の炭水化物量を覚えるのが少し大変だった。そんなわけだから、スーパーでの買い物は、ラベルに食品成分が載っているものしか買わなかった。

最近はレストランのメニューでも食品成分が記載されている。だけど、以前、カロリーも炭水化物もあきらかに少ない量が記載されていたメニューを見たことがある。

このメニューを頼りにインスリンを打とうもんなら、低血糖で倒れてしまうではないか!

けれども、カーボカウントも慣れるに従って、炭水化物の量を大雑破に把握できるようになっていった。さっぱりわからない英語のリスニングを続けていくうちに、徐々に徐々に内容が聞き取れていくように、カーボの知識はステップバイステップで習得できたのかもしれない。気づいたら出来るようになっていたけど・・(笑)

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