かつて海外にいたころ、英語のテストではエッセーを書かされることがよくあった。僕の意見を書かねばならない英語のエッセーは本当に骨が折れた。しかし、このエッセーから学んだことは、英語ももちろんだけれど、それよりももっと大きなことを学んだ気がしている。

 

エッセーの題材

ひとつ例題をあげてみる。

スマートフォンのメリットとデメリットを書きなさい

こういった質問内容である。おまけに英語で書かれている。日本語で答えることすら正直難しい。その上、テストだから時間制限もある。問題を見た瞬間は冷や汗がタラーッとコメカミを流れ、頭が真っ白になるのであった。

 

もし、こんな問題があったらどうだろう

あなたは答えられるだろうか?

インスリンのメリットとデメリットについて、あなたの思ったことを書きなさい

何を書いてもいい問題である。あなたの知識レベルを試している問題でもない。もしかしたら、ある患者さんにはインスリン注射が生活上での最大のデメリットかもしれないし、一方の患者さんにとっては低血糖が最大のリスクかもしれない。

果たしてあなたはどのようなメリットデメリットを描くだろうか・・

 

こういう英語のテストでした

ちょっと話しは戻るけど、英語のテストではこういったメリット、デメリット(正確にはアドバンテージとディスアドバンテージという)の問題がやたらと多かったように感じる。

メリット、デメリットの両方を考えさせる。デメリットよりもメリットの方が大きければ、その商品を使う。デメリットの方が大きければ、その商品は使わない。これを一人一人の個人に問うテストだった。

 

インスリンのデメリット

インスリンにはデメリットが存在する。まず思いつくのは、低血糖というデメリットである。低血糖昏睡を起こせば一大事、そんなデメリットもある。

注射が面倒、こういったデメリットもあるだろう。知らぬ人を前に、いきなりブスッと注射したもんなら、相手は仰天してしまうに違いない。また、インスリンを常に持ち歩く不便さもデメリットとしてあるのではないだろうか。

 

しかし、インスリンは使われ続ける

それは、メリットがデメリットを凌ぐからなのである。その最大のメリットは

血糖値を下げる物質

だからなのである。これ以外には、いまのところ血糖値を下げる物質はない、そう思われるからである。薬剤は厳格であろう医学的根拠に基づいてテストされ、最終的に世の中に出回るのである。

メリット > デメリット

このようなことを英語の試験で徹底的に勉強させられた気がするのである。英語のほうはさておき・・

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