血糖測定器で測った血糖値はあくまで目安の数値、ということは以前の記事で書いた。たとえば、指に針を刺して、血液を血糖測定器のセンサーに浸して、血糖値が135mg/dlだったとする。そこで、もう一度、同じ血糖測定器で血糖値を測定してみる。2回目に表示される血糖値は、1回目の数値とは若干違う。129mg/dlだったり、147mg/dlだったり。稀に同じ数値のときもあるけれど、本当に稀である(笑)。

血糖測定器で測った血糖値はあくまで目安の数値

そんなわけで、いままでは同じ機種を使って、同じ時刻に、同じ血液で2回測定することがあった。そして、先月から別の機種の血糖測定器を使うことになった。ちょうど良い機会だと思って、いままで使っていた血糖測定器とあたらしいもので、同じ時刻に同じ血液で2回血糖値を測ってみようと思った。

そして実践した。夕食前に、指に針を刺して、いつもの2倍くらいの血液を出した。その血液をメーカーの違う2種類の血糖測定器で血糖測定をした。

一方の血糖測定器の血糖値は138mg/dl(それほど高くない血糖値だと思った)

そして、もう一方の血糖測定器は197mg/dl(少し高い血糖値だと思った)

正直、誤差には少し戸惑った・・誤差は約60mg/dl。もし僕がカーボカウント法を使っていなければ、大きな誤差にも驚きはなかったと思う。まあ、いっか、で済まされるレベルの誤差範囲で、夕食時には食事の内容と雰囲気でインスリンの単位数を決めていたことだろう。

しかし、僕はすでに10年もカーボカウント法を用いて、インスリンの単位を決めている。60mg/dlの誤差は、カーボカウンターの僕にはあまりにも大きく、ちょっと致命的とも思えた。

いったい、どちらの血糖値を目安の数値として信じればいいのだろうか。

あまり時間もなかったので、とりあえず138mg/dlと197mg/dlの中間ぐらいを目安にした。だいたい165mg/dlぐらいかな、と。そして、165mg/dlという目安の血糖値をもとに、雰囲気ではインスリンの単位は決めず、カーボカウント法を用いて、計算で弾き出されたインスリンの単位数を注射した。

なんとも、やりきれない僕の2種類の血糖値だった・・

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