血糖値、それは神秘的なものかもしれない。同じ時間に、同じ内容の食事、そんな生活をしていても同じ血糖値にはならないから不思議である。生活習慣に気をつけても、時には高血糖だったり、時には低血糖。そんな血糖値の動きに、いつも右往左往させられている・・

 

高い血糖値

高い血糖値・・見たくもない血糖値が測定器に表示される。食事を食べ過ぎたかなあ、と自責の念が沸き起こる。食事を食べれば血糖値は上がる・・そんな自責の念から、食事療法に気を配る毎日。

しかし、そんな食事療法をしてさえも高血糖は起こる。一体、何か悪いことでもしたのだろうか?猜疑心にも似た気持ちで、血糖測定器を眺める。なんとも、厄介な病いである、1型糖尿病は・・

 

なんで高い血糖値になるのか?

食事をしていない時でも血糖値は上がる。

なぜなのか?

恐らく体内で非常用に蓄積された糖が自動的に放出されているからだ。

食事をすれば血糖値は上がるんじゃないのか?

しかしながら、いざという時のために糖を貯めておく機能も体には備わっている。だから

食事をしても思ったほど上がらない血糖値

こういう日があるのも当たり前かもしれない。

 

インスリンが血糖値を下げてくれるのであるが

それと同時に、非常用に貯めておいた糖を体は放出するのである。恐らく、この溜め込んだ糖が放出されれば、

インスリンを打っても打っても下がらない

このような感覚に襲われるのではないだろうか。いつもと違う血糖値に翻弄されながら、インスリンの単位数を増やす日々。そして、気づけば低血糖・・こんな繰り返しの日々。

 

高血糖と低血糖は起こらない

恐らく、この溜め込んだ糖が一定の放出量であれば、恐らく高血糖も低血糖も起こらないだろう。食事のインスリンは、ずばりと的を射抜き、食後の血糖値はピタッと射程圏内であるはず。

そうなれば、低血糖もきっと起こらないはずである。しかしながら僕の現実は、インスリンの単位が的を得ず、高血糖や低血糖を起こして、治療の嫌気はこの上なく起こり、「やーめた」となりかける。

 

糖を溜め込み、放出する

糖尿病であると、とかく注目されがちなのは膵臓という臓器である。しかし、この糖の溜め込み、放出を行っている一つの臓器は、肝臓である。

肝臓と言われると、とかくアルコールに関係する臓器のように思えてくる。しかしながら、わけのわからぬ血糖値へ誘導するのは、きっと肝臓なのである。僕のせいではないのである。けれども、高血糖を見るたびに

原因は食事のせいだ

と決め付けて自責の念に囚われる。いい加減、このような自責の念からは解放されたいものだ・・

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