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この記事は、低血糖昏睡の一歩手前の続きの記事になります。

かなり激しい低血糖を起こして、ジュースを飲み、コンビニの前でうずくまった。意識は行ったり来たりしていたものだから、意識を失いそうだったし、回復しそうな感じもあった。この瞬間が、僕は一番怖い・・

昏睡を起こして倒れるならば、その瞬間に恐れはない。低血糖昏睡で倒れてしまえばいいのだから。しかし、一方では、意識が回復する可能性も残っている。その合間を彷徨うときに、僕は本当に恐くなる。まるで受験生が、希望校の受験発表を見に行くぐらいのドキドキだ。

その上、朦朧とする意識では、時間の経過をも感じるのが難しい。眼前には三途の河のようなものが流れていて、渡れば痙攣を起こして昏睡。戻れば何事もなかったような生活。そんな混乱の中で、ようやく飲んだジュースのブドウ糖が血液に吸収されてきて、僕の意識は回復に向かった。意識が朦朧としていた時間はたぶん15分から30分だったと思う。

今回は、無事に河を渡らずに済んだわけだった。危なかった。そして何事もなかったように家路に着いた(実際には、何事も起こらなかったわけではなく、他人からは何事も起こっていないように見えるだけなんだけど)。

別に頭痛が起こったわけではないけれど、低血糖で脳みそへのダメージはかなりあるように思えた。そして体も消耗してしまったように感じた。本当にひどい低血糖発作を起こしてしまった。本当に久しぶりに。

ここ2年くらいのあいだに、僕は低血糖を感じにくくなってしまっているように思う。かつては、冷や汗や空腹感などの症状があって、そのときにジュースを飲むなりして、低血糖に対処すれば良かった。だけど最近は、血糖値がもっと低くなってからでないと、低血糖に気づけない・・昔は60mg/dlぐらいで低血糖を感知していた僕の神経回路は、いまや40mg/dl以下でしか感知しなくなってきているようだった。

なので、毎日、どこに行くにも血糖測定器を持ち歩かなければいけない始末。低血糖を自覚ができないから無自覚性低血糖と呼ばれているのだろう。そして、僕の自覚できる低血糖の回数は明らかに減ってきている。

もちろん、自覚できるときもある。けれども、このまま低血糖を自覚できない回数は増えていき、もし全く自覚できなくなるならば、血糖を連続で測定するCGMという装置が必要になるかもしれない。だから、まあ、無自覚もそんなに恐れることはないだろう。

けれど、糖尿病の年数が経つにしたがって、いろいろなところでガタが来るようになった。まあ、しょーがないのだけれど・・(笑)

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