タバコを止めてからというものの、口寂しい日々が続く。暇さえあれば、カランカランと缶詰を叩き、頬張っている飴である。しかし、飴をたくさん食べることで、今度は血糖値が上がってしまう、なんとも悲しい1型糖尿病患者の当方。

そして、ここ最近、インスリンの単位(量)もかなり減らした(もちろんDrと相談の上で)。かつてまで、1日に打っていたインスリンの単位は、超速効型と持効型を合わせるとだいたい35単位ぐらい。しかし、今は、20単位から25単位といったところ。

 

減ったインスリン単位の効果

もちろん、インスリンを減らしたおかげで、低血糖はかなり減った。ただ、残念ながら、全体的な血糖値、いわゆるHbA1cは上がってしまったように思う。

低血糖の頻度が減れば、ヘモグロビンA1c(HbA1c)は上がる。

低血糖の頻度が増えれば、ヘモグロビンA1c(HbA1c)は下がる。

30年近く1型糖尿病を患ってきて、依然として、このような考え方が捨て切れない当方である。しかし、それは、決して当方だけでもないはずである(笑)。

要するに、当方のHb(ヘモグロビン)A1cを下げれば、いやでも当方の低血糖は増える。

だからこそ、低血糖をできるだけ起こさずに、HbA1cを下げるためには、インスリンの単位決めはとても大切であり、なおかつ、難しい選択肢である。

 

インスリン単位(量)決めの難しいところ

かなり厳密にインスリンの単位決めをするならば、食事のあとに血糖値を測ることはとても大切であると当方は考えているわけだし、また食事はカロリーだけでなく、炭水化物量もフォーカスする必要があるとも考える。

低血糖のリスクは、昏睡だけではないだろう。長期的(いわゆるHbA1cの悪化で合併症が起こるような)リスクも必ず含んでいるはず。理想的には、低血糖を起こさずHbA1cを下げるのがベストであるけれど、1型糖尿病の僕の血糖値はいつも理想的にはならないのだ。

ただ、今回のインスリンの減量で、低血糖の頻度はかなり低下した。また、睡眠のリズムも安定してきている。けれども、HbA1cは上昇しているのである。まあ、しょうがない。今回のHbA1cの上昇は多めに見ようではないか。

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