最近、小説だの医学の文献など、ほんとうに様々な本を読んだ。小説では様々な人生の経験談などを学び、また医学文献では理路整然と書かれた糖尿病の治療のことを学んだ気がする。きちんと学べたか、はわからないけれど(笑)

ちょっと真面目に自分の生き方みたいなものをアホンダラは考えた。生き方は、かなりジグザグな道を歩んできたように思う。そして、ジグザク道によって作られた僕の性格は糖尿病の治療にも大きく影響してきたように感じる。

糖尿病になってからの最初の10年では、まず1型糖尿病に慣れることから始まり、学校生活との接点探しだった。1型糖尿病がある中で、友人たちとの付き合い方、学業との折り合い、バイクの免許取得、などを暗中模索していたように思う。もちろん、学業なぞはロクにやらなかったけれど(笑)。

ただ、この10年で、1型糖尿病には慣れた気がした。この病気があってもなんとかやっていけそうだ、という想い。ただ、我ながらジグザクな道だった。なんとかやっていけそうだ、という想いは、ブドウ糖や砂糖を持ち歩くことが面倒という気持ちに変わった。

外出する時にも、それらを持ち歩かなくなったから、低血糖昏睡でよく倒れたことがあった。昏睡から復活した病院では、ズキズキする頭を抱えて、倒れた罪悪感がよく起こった。低血糖の時にも鬱っぽくなることが時々あったけれど、あれのもっと酷いバージョンだった。少なくとも。

自分の人生を平坦な道で歩みたいと願う人は、きっと1型糖尿病の治療も平坦にやっていくはずである。自分の人生をジェットコースターのように歩みたい人は、1型糖尿病の治療もきっとジェットコースターのようになるはずである。どちらが良くて、どちらが悪い、というものでもない。

だから僕の性格は、僕の糖尿病の治療に大きく影響を及ぼしたように思う。そして、その性格は色々な人から、また色々な環境からも影響を受けているはずである。もちろん、遺伝子も。

1型糖尿病が辛くてしょうがない、という人には僕は小説を薦めている。僕は、大学生の時に遠藤周作の小説に影響を受けた。少なくとも。だから、それを読みましょう、というのではない。きっと、君にあった小説が見つかるはずだ。君が探せば。しかし、君なら探し出せるはずだ。お気に入りの一冊を。だって、君はこの記事さえも見つけ出せたわけだから・・

そして、小説は少なくとも君の性格にも影響を及ぼすはずだ。そして、君の性格は、きっと糖尿病の治療にも影響を及ぼすだろう。1型糖尿病が辛くて、打ち明けられる人もいなければ、小説を断固として僕はオススメする。

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