シリンジ注射器に変えて、かれこれ9ヶ月が経った。昔からの癖で、注射器は何回か使い回すことがある。そんなシリンジの注射器で気になったことを書いてみる。

 

シリンジ注射器の使い方

一度使った注射器を使って、インスリンを打つ。そしてアルコール綿は使わない。注射器を挿したあとは、押し子と呼ばれる注入棒を一度引いてから、血液がないのを確認して、それを押してインスリンを注入する。

ただ、2回目のインスリン注入の際、どうも針の根元からインスリンが漏れているように思う。押し子を押すときに針の根元から液体みたいなものが出てくる・・おそらくインスリンである。

新しい注射器であれば絶対にこんな事はない。だけど、2回目、3回目になるとどうも漏れているようである。

 

インスリン注射

だけど、使い回していても漏れない注射器もある。もっと正確に言えば、漏れたり漏れなかったりするのである。もし、この漏れが確かな事実であれば、やはり新鮮な注射器を使用することは必須である。だって、インスリンが漏れているわけだから・・

もともと2回使うようには出来ていない注射器。当たり前だけど添付文書の禁忌事項にはこう書いてある。

「再使用禁止」

 

怠惰な性格

糖尿病を長く患っていると、どうも注射器の使用に怠惰になってくる。昔から2回目、3回目の使用は当たり前だったし、ペン型の注入器の針なんて、それこそ1日中使いまわしていた。

「だって、問題ないじゃん・・」

最近、この怠惰な行動が少しづつ変わってきた。使うなら新しいものを使おうと・・だって、インスリンが漏れているなら一大事であるからだ・・

 

再使用禁止

だけど、糖尿病の慣れとは恐ろしいものである。筆者の自己流となった注射器の再使用。そこに、アルコール綿なしも加わった。でも、なんでそんなことを始めたのか?

それは、アルコール綿を持ち歩くのが面倒だし、注射器だって沢山持ち歩くことは億劫だからであった。そんな現実から産み出された自己流の1型糖尿病の治療。以前、キャップが外れた注射器をズボンの前ポケットにしまって、自分の腕に針を刺したこともある。

そんな行為は医学的なエビデンス(証拠)では禁止事項であるが、糖尿病患者は現実を生きている。現実とエビデンスの狭間で産み出される患者独自の治療法。それは、ある意味、正解であり、ある意味、不正解である。

 

だけど、注射器は

そんな生活を30年くらい送ってきたわけだが、注射器とペン型の針の再使用はお勧めしない。そりゃ、インスリンが漏れているたって、ほんのちょっとだから問題はないのかもしれない。

だけど、希望したインスリン量が入っていない、そうなると問題である。5単位のインスリンが、4.7単位だけであれば、後悔するのである。おまけにカーボカウントも使っているので、この誤差は許し難いのである・・

だから、今日も新しい注射で打つことにしよう・・

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