この記事は「信頼できる本とは何か?」の続きで書いてます。前回、エビデンスが大切、ということを書きました。エビデンス通りの治療(食事療法、運動療法など)を行えば、血糖値は確実に下がります。それは医学会が実験に実験を重ね(言葉が悪くてすいません)、認めた治療方法の証拠(エビデンス)だからです。

 

どうやって、そのエビデンスを探すのか?

糖尿病の勉強に熱心な患者さんであれば、ぜひ、糖尿病 プラクティス(Amazonへ)をまず、お読みいただくのがいいと思います。自分の興味のある領域(例えば、食事療法など)の最新治療の本などを読むことができます。ただ、専門用語も飛び交っていますので、多少の勉強は必要になります。しかし、この本を少しでも読めるようになれば、あなたは、ほぼ糖尿病の専門家になることができます。

それはなぜか?

糖尿病に関する知識レベルが先生や看護師さんに近づきます。そして何よりも糖尿病を抱えて、普段の生活スタイルの細かい点を知っているのは、患者のあなた自身だけだからです。そして、あなた自身の生活スタイルの中で糖尿病で困ったことがあれば、この本の知識を参考にあなた自身で修正ができるからです。

 

この本が少し難しい場合はどうするか?

その場合、徹底的にあなたのライフスタイルをご自身で把握しましょう。運動量を図るために万歩計を買ったっていいですし、食事量などを常に記録しておくことをお勧めします。そして、「運動量を増やした時」「食事量を変えた(増やしたor減らした)時」、どのように翌月のHbA1cに結びついたか、確認してみましょう。簡単に言えば、あなたの運動療法や食事療法が、どの程度HbA1cに結びついているのか?ご自身で解答を探し出す。ここがとても大切だと思います。そのためにも、ちょっと面倒ですが「記録をつける」という方法がとてもよいです。

例えばですが、最近の糖尿病業界では、食事の「カーボカウント(炭水化物を計算」が徐々に広まりつつあります。なぜか?それは血糖値を急速にあげるのが「炭水化物」だからです。食事と血糖値の関係を、もう少し詳しく知りたい方は糖尿病患者のためのカーボフラッシュカード(Amazonへ)がオススメです。

 

最後にクイズを一問!

例えば・・「500kcalのケンタッキーフライドチキンを食べた場合」と「160kcalのごはんを食べた場合」、2時間後の血糖値が高くなるのはどちらだと思いますか?

それは、ケンタッキーvsごはんでお答えします。

その前に知りたい方は糖尿病患者のためのカーボフラッシュカード(Amazonへ)に答えが書いてあります。

また、勉強熱心な方は、糖尿病 プラクティス(Amazonへ)は信頼のおける本です。このご紹介した2冊は信頼のおける本です。興味ある方はぜひご覧ください。

1型糖尿病ブログ(HOME)に戻る

style="display:block" data-ad-client="ca-pub-9555026920353566" data-ad-slot="6014657333" data-ad-format="auto">