病院の検査値 > 血糖測定器 > CGMないしはFGM
上記は、正確な血糖値を表示するものを左側から並べてみました(笑)。もちろん、病院で測った血糖値が一番正確。その次に正確なのは、簡易血糖測定器で測った血糖値、と当方は考える。そして、最後は、24時間の血糖値をモニターできるフリースタイルリブレとか、CGMの血糖値ではないだろうか。
今、流行っているフリースタイルリブレの血糖値は、簡易型血糖測定器(SMBG)で測ったものよりも乖離することがある。これは以前にも述べたことだけど、24時間血糖値をモニターしてくれるフリースタイルリブレとかCGMは、間質液のグルコース濃度を測っているため、正確には、血糖値と呼べないのではないだろうか、といつも思う。
つまり、血糖値は、実際に血液を出して(病院だと静脈から血液を取るし、SMBGであれば指先の末梢血を取って)、血液中のグルコース濃度、つまり血糖値を表示しているのだ。
だから、皮下にある間質液のグルコース濃度を測定するフリースタイルリブレやCGMは、病院の検査値やSMBGの血糖値に比べて正確じゃないのもうなずける。
けれど、モニターしてくれる強み
まあ、血糖値は、そんなに正確でないにしても、24時間血糖値をモニターしてくれることは、この上なく有難い機能だ。10年前のCGMは3〜4日間くらいでセンサーを交換しなければいけなかったが、いまは6日間連続装着できると言われているし、フリースタイルリブレに関しては、もっと長く2週間連続装着できるのだ。まるでコンタクトレンズのCMみたいな文言(笑)
また、ある瞬間(点)でしか測れないSMBGでは、低血糖を見過ごしていることもあるだろうし、夜間は全く測れないわけだから、血糖値がどんな動きをしているのかさえわからない。
けれど、この24時間血糖値をモニターしてくれる機器が発売されたおかげで、日本、いや世界の糖尿病患者全体のHbA1cが少し下がっているのではないだろうか。下がっていなければ、ちょっと悲しい現実・・
僕の場合、最後はコスト
けれども、CGM付きのインスリンポンプの費用は高い!と考える貧乏な当方。
だから、血糖値については、使い古しているSMBGを使っているし、フリースタイルリブレにたよる日々である。もちろん、最新のSMBGは干渉物質の影響も少なく、できるだけ正確な血糖値を表示してくれるだろうし、使い勝手もよくなっていることだろう。けれど、これもコストが高い。
それにインスリンポンプにしてもしかりだ。そのため、ときには原始人のように、僕はシリンジの注射を使ってバイアルからインスリンを吸って注射することがある。
その上、血糖測定のセンサーやチップだって、まだまだ高い!だから、使わなくて、あまっていた期限切れのセンサーを使って測ることも多い(期限が切れているとは言え、先日の記事、測定器のいまでお話した危険な偽低値や偽高値の表示がでることはなかった)。ある程度、糖尿病との付き合いも長いので、臨機応変に対応することにしているアホンダラな当方なのである。
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